089
01.植物名(和名) | キ リ |
---|---|
02.花言葉 | 策略、精神の美、高尚(中国伝説の霊鳥が、キリの木にだけとまることに因む。) |
03.学名 | Paulownia tomentosa (Thunb.) Steud. |
04.科名 | Paulowniaceae(キリ科) |
05.和名(漢字) | ホンギリ |
06.別名 | キリノキ |
07.英名 | Royal paulownia, Empress tree / Princess tree |
08.ローマ字名 | Kiri |
09.中国名 | 毛泡桐 |
10.生薬名 | ①桐皮(トウヒ) ②桐葉(トウヨウ) |
11.花期 | 5月 |
12.使用部位 | (薬用部位)①樹皮 ②葉 ※その他、木質部、果実、根および根皮も天日乾燥して薬用にする。 |
13. | 化粧、装飾、クラフト、園芸、薬用、食 |
14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
15.採取と調製 | 樹皮、葉を随時採取して天日で乾燥する。 |
16.植物解説 | 皇室の副紋や日本国政府の紋章、五百円硬貨の図柄として馴染みのあるキリ。成長の早い落葉高木で、20年程度で高さ10mにも達することから、かつては女の子が生まれたらキリを植え、嫁入り道具の桐箪笥の材としていた。貝原益軒の大和本草に「切れば早く長ず、故にキリという」と和名の由来が書かれているように、苗木を植え根が十分張った頃に根元で切ると、そこから真っすぐな勢いの良い芽が伸びる。材は軽くて狂いや割れが少なく、優れた調湿効果を持つため、古くからタンスや琴、箱や下駄に使われてきた。日本の大分・宮崎県境の山岳地帯に自生地が知られており、中国が原産という説もあるが不明で、現在のところ帰化植物と思われる。成木の葉は15~4cmの広卵形で葉には6~2cmの長い葉柄がある。幼木の葉は5角状広卵形で鋸歯のあるものが多く、葉身長が50cmを超えるものもある。5月頃大きな円錐花序に多数の薄紫の良い香りの花をつける。蒴果は先がとがった卵型で、長さ5~6cm。 |
17.薬効と用法 | 樹皮は痔、丹毒※、打撲傷に効果があり、1日量15~30gを煎じて服用または患部に塗布する。葉の生汁は外傷による出血やイボに塗る。 ※丹毒(たんどく;顔や下肢等の真皮への細菌感染で起こる皮膚病変。光沢を伴って発赤・隆起・硬結した圧痛を伴う境界明瞭な局面状病変が特徴) |
18.食べ方 | 特になし |
19.参考文献 |
|