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01.植物名(和名) | クスノキ |
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02.花言葉 | 芳香 |
03.学名 | Cinnamomum camphora (L.) J. Presl |
04.科名 | Lauraceae(クスノキ科) |
05.和名(漢字) | 樟 |
06.別名 | クス、ショウノウノキ、ナンジャモンジャ、樟 |
07.英名 | Camphor tree |
08.ローマ字名 | Kusunoki |
09.中国名 | 樟樹(樟) |
10.生薬名 | 樟脳(ショウノウ)、樟脳油 |
11.花期 | 5月〜6月 |
12.使用部位 | (薬用部位)材(現在は環境保護のため枝や葉を使用している) |
13. | 防虫, 湯浴剤, 薬用, クラフト |
14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
15.採取と調製 | (薬用部位)秋に心材、枝、葉など採取し、細片を水蒸気蒸留することにより揮発性の結晶塊である樟脳と、樟脳油を得る。樟脳を精製するとカンフルが得られる。民間では枝、葉を日干しにする。 |
16.植物解説 | 関東地方以西から九州、中国大陸に分布し、神社や寺院、暖地の街路樹などとして植栽される雌雄異株の常緑高木。樹木全体に含まれる樟脳が菌類などの侵入を防ぐこともあり、条件によっては樹齢1000年を超えるような巨樹に成長する。 葉は互生し、卵形で先端は尖り、やや革質で表面に光沢がある。裏面は粉白色。羽状三行脈が目立ち、葉腋には小孔(ダニ室)がある。 5月頃に新枝の葉腋の円錐花序に小さな白~淡黄緑色の両性花をつけ、10月頃球形の液果が紫黒色に熟す。樟脳といい、古くから衣類の防虫剤として使われており、かつてはセルロイドの製造原料として重要であった。 また、樟脳を含むことから耐朽性、耐害虫性が高く、家具や仏像などの彫刻にも使われてきた。 この独特の香りや薬効から「奇木(くすしきき)」または「薬師木(くすしき)」と呼ばれ、それが和名の語源となったといわれる。 |
17.薬効と用法 | 抽出成分のカンフル(カンファー)は過去に強心薬として注射で使用された歴史があるが、現在では血行促進、消炎、鎮痒作用を期待して市販の貼り薬や塗り薬に配合され、神経痛、打撲、しもやけ、かゆみなどに効果がある。民間療法では乾燥した枝・葉50gを布袋に入れて神経痛、疲労回復の浴湯料として使用する。 乾燥した葉をいぶすと蚊よけになる。 |
18.食べ方 | なし |
19.参考文献 |
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