チドメグサ

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01.植物名(和名)チドメグサ
02.花言葉正義、秘密
03.学名Hydrocotyle sibthorpioides Lam.
04.科名(Araliaceae(ウコギ科)
05.和名(漢字)血止草
06.別名銭草(ゼニクサ)、ヤマチドメ
07.英名Water pennywort, Lawn pennywort, Lawn marsh pennywort
08.ローマ字名Chidomegusa
09.中国名天胡荽(てんこすい)
10.生薬名No Information
11.花期6月〜9月
12.使用部位葉と茎の地上部
13.化粧、装飾、クラフト、園芸、薬用、食
14.有用植物・食薬区分表薬用  
15.採取と調製(薬用部位)葉と茎の地上部。夏~秋に、全草を採取して水洗いして、日干しにして乾燥させる。
(食用部位)なし
16.植物解説道端や人家近くに生える常緑の多年草。血止草の名は、この葉の汁を傷口につけると血が止まることに因む。細い茎はよく枝分かれし、節から根を出して地面を這う。葉は互生し、葉柄は長い。葉身は円形で基部は心形、表面に光沢をもち、掌状に浅く裂ける。4-10月に葉の腋に細い柄を1本出し、そこに小形の散形花序をつけ、白色、または帯紫色の小さな花がかたまって開く。花序は葉より短い。花弁は5個。日本(本州、四国、九州、沖縄、小笠原)、そして朝鮮南部・中国を経てアジアの暖帯・熱帯域、オーストラリア、アフリカまで分布。
17.薬効と用法止血、歯茎の出血、腎結石、むくみ、利尿、風邪、発熱、喉       頭炎、咽喉の腫れ。成分:クエルセチン配糖体、ヒペリン、他。止血に、小さな傷には、生の茎葉を揉んだ絞り汁を塗布する。解熱や利尿には、全草を乾燥したものを10~20グラム、1日量として水0.4リットルを、3分の1量まで煎じて服用する。乾燥した全草5~10グラム、水0.2リットルを半量まで煎じた煎液。葉には収斂作用による止血成分が含まれ、血止め薬として用いられる。泥や雑菌・寄生虫などの病原体を落とすためによく洗い、揉む、磨り潰すなどして外傷部(擦過傷や切創などの出血性外傷)に塗布用に調整する。
18.食べ方特になし
19.参考文献
  1. 高知県有用植物ガイドブック,渡邊高志,他,高知工科大学,2016年
  2. 新訂原色牧野和漢薬草大図鑑,和田浩志,他,北隆館,2002年
  3. 薬草全書,水野瑞夫/田中俊弘(監修),渡邊高志,香月茂樹,酒井英二,新日本法規出版 1995年
  4. イー薬草・ドットコム  http://www.e-yakusou.com