01.植物名(和名) | ネコヤナギ |
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02.花言葉 | 思いのまま、開放的、率直、気まま、努力が報われるずっとあなたのそばに、あなたが命を断つまで、絶対に許さない |
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03.学名 | Salix gracilistyla Miq. |
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04.科名 | Salicaceae(ヤナギ科) |
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05.和名(漢字) | 猫柳 |
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06.別名 | カワヤナギ、ネココイコイ、ネコノキ、ネコミャーミャー、ネコネコヤンボシ、ムムジョ、メージョー、タチネコヤナギクサマオ、マオ、ウラジロ、シロノハ、ポンポングサ、ウサギノクサ |
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07.英名 | Rose-gold pussy willow |
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08.ローマ字名 | NekoyanagiKaramushi |
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09.中国名 | 細柱柳 |
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10.生薬名 | 細柱柳 |
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11.花期 | 3月 |
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12.使用部位 | (薬用部位)樹皮、根、葉 |
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13. | 化粧、装飾、クラフト、園芸、薬用、食 |
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14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
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15.採取と調製 | (薬用部位)7~8月頃に、樹皮を剥ぎ、葉は水洗いし刻んで陰干しにする。 |
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16.植物解説 | ヤナギとはヤナギ属の樹木の総称で、多くの種類があり主に北半球に分布する。ヤナギの葉や樹皮に鎮痛作用があることは古くから知られており、日本でも歯痛には柳楊枝が効くと言い伝えられてきた(柳も楊もヤナギと読むが、前者はシダレヤナギのように枝が垂れ下がったもの、後者はネコヤナギのように枝が立ち上がるものを表す)。これは樹皮に含まれるサリシンが体内で分解されサリチル酸となり作用するためである。ただしサリチル酸には強い皮膚浸透性があり、そのまま服用すると胃潰瘍を起こすという問題があり、現在ではその特性を生かしてイボ取りなどの外用薬としてのみ使われる。この副作用を抑えられるように合成されたものが解熱鎮痛薬として有名なアセチルサリチル酸(アスピリン)である。 ネコヤナギは雌雄異株で、山野の日当たりの良い水辺に生える落葉低木(樹高2~3m)。葉身は長楕円形で先が尖り縁には細かい鋸歯がある。葉の両面と枝に白い絹毛を密生するが、成長すると葉の裏面を残し無毛となる。早春、葉に先立って開花する。ネコと呼ばれる銀白色の花穂は湾曲しており、南面が陽光を受けて膨らむため先端は北を指す。宮崎県東臼杵郡椎葉村では、小正月の前日に、ネコヤナギに餅や里芋をさしてミャージョウという餅花を作って飾り、焼き畑で栽培される穀物やイモ類の豊作を願う習わしがある。 日本でも170種超え多種あるヤナギ属(Salix)サリックスに因み名付けられたサリシンは1827年に抽出されたが、サリシンの純粋な結晶化に最初に成功したのは、実際はヤナギからではなく、ヨーロッパから西アジアに分布するバラ科のセイヨウナツユキソウFilipendula ulmaria (L.) Maxim.の葉からである。 |
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17.薬効と用法 | タンニンに収れん、解熱、利尿作用、サリチル酸類に殺菌作用がある。発熱やむくみには乾燥品1日量5~15gを水300mLで半量になるまで煎じ3回に分けて服用する。打ち身や腫れ物には煎じた液を塗布する。リウマチなどの鎮痛には入浴剤として使う。葉にはビタミンCが多く含まれる(但し、食経験情報稀)。 |
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18.食べ方 | 特になし |
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19.参考文献 | - 新訂原色牧野和漢薬草大図鑑、和田浩志、他、北隆館、2002年
- 原色日本薬用植物図鑑、木村康一他、保育社、1981年
- 原色和漢薬図鑑(下)」、難波 恒雄、保育社、1986年
- 宮崎の植物方言と民俗~草木にまつわる昔からの言い伝え~、南谷忠志、鉱脈社、2019年
- おばあさんの「植物図鑑」、斉藤政美、椎葉クニ子、葦書房、1995年
- APG原色牧野植物大図鑑Ⅱ(グミ科~セリ科))、邑田仁、他、北隆館、 2012年
- 新訂・図解植物観察事典、家永善文、他、他人書館、1996年
- 一般社団法人宮崎県薬剤師会HP 薬草の部屋
http://www.miyayaku.or.jp/modules/myalbum3/ - 廣川 薬用植物大事典、木島正夫、廣川書店、1993年
- 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1300種類、林 将之、山と渓谷社、2019年
- 自分で採れる薬になる植物図鑑、増田和夫(監修)、柏書房、2006年
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