ヌルデ

064

01.植物名(和名)ヌルデ
02.花言葉信仰、知的な、華やか、壮麗
03.学名Rhus javanica L. var. chinensis (Mill.) T.Yamaz.
04.科名Anacardiaceae(ウルシ科)
05.和名(漢字)白膠木
06.別名フシノキ、シオノキ
07.英名Chinese sumac, Nutgall tree
08.ローマ字名Nurude
09.中国名鹽麩木 (五倍子樹) エンフボク(yánfūmù)
10.生薬名五倍子(ゴバイシ)
11.花期 8月〜9月
12.使用部位(薬用部位)葉にできた虫こぶ(ヌルデミミフシ)
(食用部位)若芽、果実
13.装飾、薬用、食
14.有用植物・食薬区分表薬用  
15.採取と調製(薬用部位)(五倍子)秋頃、ヌルデシロアブラムシが穴を開ける前の虫こぶを採取し、5~6日間直射日光で日干しにする。(塩麩子)果実を10月頃採取して日干しにする。
16.植物解説山野や沢筋の日当たりの良い場所に自生し、樹高5mほどになる雌雄異株の落葉高木である。秋にはヌルデモミジと言い表されるほど美しく紅葉する。葉は長さ20~40㎝の奇数羽状複葉で互生し、小葉は約3~6対で長さ約5~12㎝、楕円形で先が尖り、縁に荒い鋸歯がある。主軸に沿って翼があるのが特徴的である。夏に枝先の大型の円錐花序に黄白色の小花を多数つける。10月頃に径5㎜ほどの扁球形の果実が赤く熟し、白いリンゴ酸カルシウムを分泌することにより、一時期塩をまとったような姿になる。実際これには塩味と酸味があり、昔は山村で塩の代用とされた。また、幹を傷つけると出る白い汁が塗り物に使われたことが名の由来となっている。虫こぶであるヌルデミミフシは、やや長形の袋状で、耳にも似た不規則な突起を持ち、約60%のタンニンと少量の没食子酸、脂肪などを含んでおり、タンニン酸、ピロガロールの製造原料や染料として利用される。
17.薬効と用法下痢、痰、咳には五倍子または塩麩子1回量10~15gに400mLの水を加え1/3量になるまで煎じて服用する。扁桃炎のうがいに用いても良い。また、口内の腫れ物、歯痛などには粉末を直接つける。
18.食べ方若芽は、そのまま天ぷらにし、茹でて和え物やお浸しにする。
19.参考文献
  1. 自分で採れる薬になる植物図鑑,増田和夫 監修,柏書房,2006年 
  2. 新訂原色牧野和漢薬草大圖鑑,和田浩志,他,北隆館,2002年
  3. くらしの薬草と漢方薬,水野 瑞夫,太田 順康,新日本法規出版,2014年
  4. 廣川・薬用植物大事典,木島正夫,廣川書店, 1993年
  5. 世界有用植物事典,堀田満 他,平凡社,1989年
  6. 図説 花と樹の大事典」,植物文化研究会編,柏書房,1996年
  7. 食べられる野生植物大事典,橋本郁三 著,柏書房,2003年