イヌホオズキ

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01.植物名(和名)イヌホオズキ
02.花言葉 真実、嘘つき
03.学名 Solanum nigrum L.
04.科名 Solanaceae(ナス科)
05.和名(漢字) 犬酸漿
06.別名 バカナス
07.英名 Black nightshade
08.ローマ字名 Inu’houduki
09.中国名 龍葵
10.生薬名 竜葵
11.花期 8月~10月
12.使用部位 茎 、葉(外用)
13. 装飾、薬用、殺虫(虫除け)(有毒
14.有用植物・食薬区分表 ・食・住・薬用
15.採取と調製 8月~9月、根を含めた全草を掘り採り、よく水洗いしてから10㎝程度の長さに切りそろえ日干しにする。
16.植物解説 イヌホオズキは全国の山野、荒れ地や道端などに自生するナス科の一年草である。別名バカナスとも呼ばれ、ホウズキやナスに似ているが、食用にもならず役に立たないことから「イヌ」を冠している。草丈20~90cmになり、短毛が散生する広卵形の葉が茎に互生し、茎の途中の節間からやや総状に花序を出す。数個の白い星型の花が下を向いて咲き、花びらは反り返る。果実は球形で柄が一本ずつずれながら軸に並ぶようにつき、未熟な場合は青く、小さなトマトようであるが、熟すと黒色になる。近年は帰化したアメリカイヌホウヅキを見かけることが多く区別がむずかしい。全草にソラニンなどのアルカロイドを含む有毒植物で果実を誤食すると吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などを起こす。
17.薬効と用法腫れ物には生の茎や葉を少量加えて揉み、出てきた汁を患部に塗る。 ※ 他のGB原稿と統一するために、使用法の文字は削除し「用法」にしました。
※ 解熱、利尿には乾燥した全草の煎じ液を服用するというが、ただし、ソラニンなど有毒なアルカロイドを含めた内服に関しては家庭での利用は控えること。
18.食べ方有毒植物のため、無し
19.参考文献
  1. 「日本の有毒植物」,佐竹元吉 監修,学研プラス,2012年
  2. 「散歩でみかける野の花・野草」,金田一,日本文芸社,2013年
  3. 「日本の薬草」,指田豊 監修,学習研究社,2004年
  4. 「里山の山菜、木の実ハンドブック」,多田多恵子,NHK出版,2013年
  5. 「原色改訂 牧野和漢薬草大図鑑」,和田浩志,他,北隆館,2002年