キュウリ

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01.植物名(和名)キュウリ
02.花言葉花嫁の喜び、洒落(しゃらく)
03.学名Cucumis sativus L.
04.科名Cucurbitaceae (ウリ科)
05.和名(漢字)胡瓜
06.別名 –
07.英名Cucumber
08.ローマ字名Kyūri
09.中国名 黄瓜(胡瓜ともいう)
10.生薬名胡瓜(コカ)
11.花期6月〜7月
12.使用部位(薬用部位)(食用部位)果実
13.装飾、薬用、食
14.有用植物・食薬区分表薬用  
15.採取と調製(薬用部位)(食用部位)7〜8月に果実を採取し、生で使用するか、輪切りにして天日乾燥させたもの(胡瓜)を使用する。
16.植物解説キュウリはインドのヒマラヤ山麓原産のつる性一年草である。茎は細く粗い毛があり、巻きひげで他の物に巻き付いて長く伸びる。葉は8~15cmで互生し、掌状に数か所浅裂し、葉脈は明瞭で、粗い鋸歯がある。葉腋に黄色の花をやや下向きにつける。液果は15~30cmの円柱形で粗いトゲが点在する。
日本では平安時代から栽培されていたと考えられているが、盛んになったのは江戸時代末期〜明治時代と比較的近年である。ちなみに胡瓜の「胡」はシルクロードを渡って来た事を意味する。
17.薬効と用法液果は90%は水分で、ビタミンC、カロチン、カリウム、イソクエルシトリン等を含む。豊富に含まれるカリウムの利尿作用により余分な水分、塩分、熱を体外へ放出する。またイソクエルシトリンには利尿、消炎作用がある。高カリウム血症の方は摂りすぎに注意する。腎炎のむくみに、生食するか、乾燥した胡瓜(こか)1日量10gを水200mLで半量になるまで煎じて3回に分けて服用(民間的利用)。果汁が軽いやけどに効果があり、冷やした果実を輪切りにして患部に貼る。
18.食べ方きゅうりとわかめの酢の物(酢の物の定番)。身体を冷やす「きゅうり」に温める温性の酢をあわせて冷え過ぎを予防し排尿を促進する。塩もみした「きゅうり」と水で戻したわかめを酢、砂糖、みりん、醤油で和える。冷えが気になる人はショウガのせん切りやすりおろしを加える。
19.参考文献
  1. NHKテキスト趣味の園芸』,https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-478
  2. 『NHK趣味の園芸やさいの時間』(NHK出版),https://www.nhk.jp/p/engei-yasai/ts/N977RJM9LJ/episode/te/VJ6ZKGWJZZ/
  3. 「和の薬膳 食材手帳:決定版」武鈴子,家の光協会,2019年