067
01.植物名(和名) | ナンテン |
---|---|
02.花言葉 | 私の愛は増すばかり、良い家庭、福をなす |
03.学名 | Nandina domestica Thunb. |
04.科名 | Berberidaceae(メギ科) |
05.和名(漢字) | 南天 |
06.別名 | ナンチョンノミ、ナンデン |
07.英名 | Nandina, Heavenly bamboo |
08.ローマ字名 | Nanten |
09.中国名 | 南天竹 |
10.生薬名 | 南天竹葉、南天実 |
11.花期 | 6月 |
12.使用部位 | (薬用部位)葉:南天竹葉(ナンテンチクヨウ〉、果実:南天実(ナンテンジツ) |
13. | 装飾、薬用、食(実/有毒) |
14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
15.採取と調製 | (薬用部位)葉:8~9月に採取し、日干しにする。実:秋から冬(12月~3月)に成熟した果実を採取し、日干しにする。果実を摘み取り、日干しする |
16.植物解説 | 本州関東南部以西から四国、九州および中国の暖帯に分布し、山林に自生している常緑低木。その名が「難を転じて福となす」に通じることから縁起木として庭に植えられることも多い。 樹高1~2mで株は叢生する。葉は3回3出羽状複葉で互生し、小葉はやや革質、広披針形で先は尖る。初夏に枝先に大型の円錐花序をつける。花は白い6弁花で、多数の鱗片状の萼片があり、秋から冬にかけて赤い球形の果実が熟す。白い実の白南天もある。 |
17.薬効と用法 | 実・根に含まれるドメスチンには鎮咳の効果があり、喘息や百日咳には南天実1日量5~10gに甘草2gを加え水300mL で半量にまで煎じた液を1日3回分服する。これは視力の回復にも効果があるといわれる。小児には大人の半量を蜂蜜や砂糖で甘味をつけて服用させる。扁桃炎に南天竹葉1日量10gを水300mL で半量にまで煎じた液を冷まし、うがい薬とする。湿疹、かぶれには南天竹葉を浴湯料として用いる。乗り物酔いには生葉を噛むと良く、歯肉炎には煎汁を含むと良い。葉から発生するごく微量の青酸化合物に殺菌作用があり、昔から赤飯や折詰の中に葉を添える風習がある。食中毒にはこのナンテンの葉を噛むと良いとされるが、全草(根を含む)にアルカロイドを含むため多量に摂取することは危険である。 |
18.食べ方 | 食経験有するが、有毒成分を含むため注意が必要。 |
19.参考文献 |
|