01.植物名(和名) | トチノキ |
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02.花言葉 | 贅沢、豪奢、健康 |
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03.学名 | Aesculus turbinata Blume |
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04.科名 | Sapindaceae(ムクロジ科) |
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05.和名(漢字) | 栃の木 |
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06.別名 | トチ、モチモチノキ(宮崎県の方言)、ウマグリ |
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07.英名 | Horse chestnut |
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08.ローマ字名 | Tochinoki |
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09.中国名 | 日本七葉樹 |
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10.生薬名 | 七葉樹(シチヨウジュ) |
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11.花期 | 5月〜6月 |
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12.使用部位 | (薬用部位)若芽、種子、樹皮(食用部位)種子 |
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13. | 化粧、装飾、クラフト、園芸、薬用、食 |
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14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
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15.採取と調製 | (薬用部位)花期に全草を採取し水洗い後日干しにする(車前草)。秋に成熟した果穂を刈り取り日干しにした後種子を集める(車前子)。 (食用部位)若葉の色の薄い柔らかいものを葉柄から採取し、茹でて水にさらす。 |
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16.植物解説 | トチノキは、日本全土の山地に分布し、高さ25m、直径が2mに達する落葉高木である。公園樹や街路樹として植えられ、枝は太く張り大きな樹冠を形成する。板目が美しく、建築材などに用いられる。また、トチノキやマロニエ(西洋トチノキ: Aesculus hippocastanum L.)などに比べると日本での植栽例は少ないが、花の色が鮮明な紫赤色のアカバナアメリカトチノキ(Aesculus pavia L.)やベニバナトチノキ(= マロニエ x アカバナアメリカトチノキ)も園芸種として街路樹として植栽されている。 日本産広葉樹最大とされる大型の掌状複葉が対生し、長い葉柄の先に柄のない倒卵形の小葉を5~7枚つける。中央の小葉が最も大きく、長さ15~40cmになり、縁に鈍い鋸歯がある。大きな冬芽や白い綿毛におおわれた春の若芽は樹脂で粘る特徴がある。秋に黄色に紅葉する。 5~6月に、雄花と両性花が大きな円錐花序をなして咲く。7個の雄しべが花外に突出し、花弁は4個、白色で基部に淡紅色の斑がある。蜜を多く分泌し、蜜源植物としても優れる。果実は倒卵球形、直径4cm前後、全面にいぼ状の突起がある朔果で、10月頃熟して厚い果皮が3裂し、大きな種子を1~2個出す。種子にはデンプンが多く、遺跡の調査から縄文時代には既に主要な食料として利用されていたと推察される。 |
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17.薬効と用法 | 民間療法で、寄生性皮膚病やタムシなどに若芽から出る粘液をそのまま塗る。また、乾燥種子の粉末とセンブリの等分量を水で濃く煎じた液で患部を洗う。 しもやけに乾燥種子の粉末を水で練って患部に塗る。しもやけや痔に種子の煎液を外用する。下痢や止血に樹皮1日量10~15gを水300mLで半量になるまで煎じ、濾して服用する。さらに骨折、関節結核などの手術の後におこる軟部腫瘍を抑制するために利用される。 |
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18.食べ方 | トチもちを作って食べる。種子は苦味のため渋抜きしないと食べられない。 堅い種皮をむいて細かく刻んだものを、毎日水を換えながら10~15日間水にさらし、木灰を入れた温湯につけて苦味をのぞき、さらに水にさらす。これをすりつぶして、もち米といっしょに練り、だんごにして蒸す。 |
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19.参考文献 | - 有用草木博物事典、草川 俊、東京堂出版、1992年
- 週刊朝日百科 世界の植物、北村四郎、他、朝日新聞社、1975年
- 新訂原色牧野和漢薬草大図鑑、和田浩志、他、北隆館、2002年
- 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1300種類、林 将之、山と渓谷社、2019年
- 自分で採れる薬になる植物図鑑、増田和夫 監修、柏書房、2006年
- くらしの薬草と漢方薬、水野瑞夫、太田順康、新日本法規出版、2014年
- 宮崎の植物方言と民俗、南谷忠志、鉱脈社、2019年
- 和ハーブ図鑑、古谷暢基、他、和ハーブ協会、2017年
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