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01.植物名(和名) | ハマダイコン |
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02.花言葉 | ずっと待っています |
03.学名 | Raphanus sativus L. var. hortensis Backer f. raphanistroides Makino |
04.科名 | Brassicaceae(アブラナ科) |
05.和名(漢字) | 浜大根 |
06.別名 | ノダイコン、イソダイコン、ホソダイコン |
07.英名 | Seashore radish |
08.ローマ字名 | Hamadaikon |
09.中国名 | 藍花子 |
10.生薬名 | 萊菔子(らいふくし;種子) |
11.花期 | 4月〜6月 |
12.使用部位 | (薬用部位)種子、根 (食用部位)若葉、花、つぼみ、根、果実(青果) |
13. | 化粧、装飾、クラフト、園芸、薬用、食 |
14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
15.採取と調製 | 葉は春から秋にかけて、根茎は必要時に採取し、水洗いして日干しにする。 |
16.植物解説 | 北海道から九州にかけて、海岸近くの砂地や岩場、河川敷などに自生し、高さ50~70cmに成長する越年草である。一般的な大根と比べると全体的に痩せ、根は細長く固い。5~20cmの根生葉が束生し、太い葉柄と羽状の深い切れ込みが特徴で、粗い毛をもつ。茎先に約2㎝の淡紫色まれに白色の4弁花を数個つけ、総状花序を形成する。果実は5~8cmの細長い鞘状で上部が細く、数珠状にくびれ、くびれごとに種子を1つ含む。起源に関しては、従来、「栽培ダイコンが逸出し野生化したもの」とする説(Makino,1909)と「古代に大陸から渡来した野生ダイコンの後代」とする説(青葉,1989)が議論されてきた。近年のゲノム研究から、栽培種とは別に大陸から渡来した野生種が東アジアに適応することでハマダイコンが成立し、その後、栽培種との複雑な相互関係の結果、我が国の多様なダイコン品種が生み出されたとする説(山岸,2006)が提唱されている。 |
17.薬効と用法 | 民間で消化不良、げっぷ、便秘、腹部膨満に軽く炒った種子を砕き、粉にして内服する方法、もしくは煎じてお茶として飲むことができる。また、全草もしくは根を乾燥させ煎じることで、関節痛や咳止め、痰切りにも効果がある。消化作用があり、胸やけに薬効があるといわれる。 |
18.食べ方 | 根ごと引き抜き、きれいに洗ったのちに茹でる。そののちに水で余熱を冷まし、お浸しにする。刻んだ葉を炊飯器に入れて炊きこむことで菜飯にしてもおいしく食べられる。 若葉、花は、あしらい(日本料理の盛り付けに飾りとして使うもの)にする。そのまま天ぷらにしてもよい。若い果実は漬物にする。また、生のまま食べてもダイコンの根の味がして、美味である。 |
19.参考文献 |
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