ヒトツバ 植物解説 2024.01.20 086 01.植物名(和名)ヒトツバ02.花言葉謙虚03.学名Pyrrosia lingua (Thunb.) Farw.04.科名Polypodiaceae(ウラボシ科)05.和名(漢字)一葉06.別名イワノカワ、イワグミ、イワガシワ、イワクサ07.英名Japanese felt fern08.ローマ字名Hahakogusa09.中国名石葦10.生薬名石葦(セキイ)、石韋根(セキイコン)11.花期なし12.使用部位(薬用部位)葉(石韋)、根(石韋根)13.化粧、装飾、クラフト、園芸、薬用、食14.有用植物・食薬区分表衣・食・住・薬用 15.採取と調製秋に葉を採取し日干しにする。16.植物解説関東以西の暖地に分布し、乾いた岩上や樹上に着生する常緑シダ植物。長く伸びる針金状の根茎から、まばらに葉柄を出し、葉を1つずつ立ち上げる。高さは40cmほどになる。葉柄は葉身と同じくらい長く、根茎と繋がる基部には関節があり、古くなった葉はここから外れて落ちる。葉は厚くて革質、広披針形で先は尖る。葉の表面は深緑色で白色の星状毛があり、裏面には褐色の星状毛が密生する。胞子葉と栄養葉の2形性であるが、いずれも同じように薬用に使うことができる。胞子葉は若干細くて長く、裏面には胞子嚢群がびっしりと並んでつく。17.薬効と用法利尿、むくみ、腎臓病、尿路結石などの泌尿器の病気、または気管支炎などの呼吸器の病気に、石韋1日量6~12gに400mL の水を加えて1/3量になるまで煎じ、3回に分けて服用する。葉の黒焼きとサザンカの実の油を練ったものはできものの塗り薬になる。お茶として飲んでも良い。18.食べ方特になし19.参考文献 宮崎の植物方言と民俗、南谷忠志、鉱脈社、2019年 くらべてわかるシダ, 桶川 修,山と渓谷社,2020年 自分で採れる薬になる植物図鑑,増田和夫 監修,柏書房,2006年 新訂原色牧野和漢薬草大図鑑,和田浩志,他,北隆館,2002年 図説 花と樹の大事典、植物文化研究会編、柏書房、1996年 新訂・図解植物観察事典,家永善文 他,他人書館,1996年