01.植物名(和名) | イヌビワ |
---|
02.花言葉 | 溢れる思い |
---|
03.学名 | Ficus erecta Thunb. var. erecta 注:ホソバイヌビワ:Ficus erecta Thunb. var. erecta f. sieboldii (Miq.) Corner |
---|
04.科名 | Moraceae(クワ科) |
---|
05.和名(漢字) | 犬枇杷 |
---|
06.別名 | イタビ、イタブ、チチノキ |
---|
07.英名 | Erected wild fig |
---|
08.ローマ字名 | Inubiwa |
---|
09.中国名 | 假枇杷 |
---|
10.生薬名 | 犬枇杷(読み方不明) |
---|
11.花期 | 4月〜5月 |
---|
12.使用部位 | 全樹(枝,葉,材) |
---|
13. | 化粧、装飾、クラフト、園芸、薬用、食 |
---|
14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
---|
15.採取と調製 | (薬用部位)葉、枝 (食用部位)果実 |
---|
16.植物解説 | 分布:関東以南本州、四国、九州、沖縄、朝鮮半島(済州島)。落葉中木。雌雄異株。高さ5m。樹皮は灰白色で平滑で、傷をつけると白乳液が出る。葉は互生し、長さ10 ~ 20cm、幅3 ~8cmの卵状楕円形~倒卵形、基部は円形か心形。葉の表面には微細な毛が散在し、裏面は脈上に微毛がある。本年枝の葉腋に花嚢を1個つけるが、イチジクのような果実の中にあり、外からは見えない。雄花嚢は直径約1.5cmで赤く熟すが硬くて食べられない。雌木にできる雌花嚢(果嚢)は直径1.5 ~1.7cmで、秋に黒紫色に熟し食べられる。食感はイチジクによく似ていて、小さな種子が多数入っている。 |
---|
17.薬効と用法 | イボ取り(葉や枝由来の乳液)、滋養、強壮(果実)、浄血、神経痛、リュウマチ、脚気 (いずれも枝葉の乾燥物と果実) 民間療法:イヌビワの茎葉を入浴剤として利用し、痔の疾患に効果が期待される。また、沸騰させた水に、イヌビワの乾燥物(10g)と実(6g)を入れ、水が半分ほどになるまで煎じ服用する。産後の古血を浄血する、神経痛、リウマチ、脚気に効果が期待される。化粧品素材として利用。 |
---|
18.食べ方 | イヌビワジャムなど加工品に適している。若芽、若葉は、良く洗い、軽く茹でて、刻んでスープ、白和え、クルミあえ、バター炒めなどにして食す。 |
---|
19.参考文献 | - 高知県有用植物ガイドブック,渡邊高志,他,高知工科大学,2016年
- 新訂原色牧野和漢薬草大図鑑,和田浩志,他,北隆館,2002年
- 薬草全書,水野瑞夫/田中俊弘(監修),渡邊高志,香月茂樹,酒井英二,新日本法規出版 1995年
- イー薬草・ドットコム http://www.e-yakusou.com
|
---|