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01.植物名(和名) | ク コ |
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02.花言葉 | 誠実、お互いに忘れましょう、過去を水に流す |
03.学名 | Lycium chinense Mill. |
04.科名 | Solanaceae(ナス科) |
05.和名(漢字) | 枸杞 |
06.別名 | (方言)カラスナンバン、カワラホウズキ、ノナンバン |
07.英名 | Matrimony vine, Chinese wolfberry,Goji berry |
08.ローマ字名 | Kuko |
09.中国名 | 枸杞 |
10.生薬名 | ①種子:枸杞子(クコシ),②根皮:地骨皮(ジコッピ),③葉:枸杞葉(クコヨウ) |
11.花期 | 6月~11月 |
12.使用部位 | (薬用部位)①果実,②根皮,③葉(食用部位) |
13. | 薬用、食 |
14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
15.採取と調製 | (薬用部位)①枸杞子:果実を日干し乾燥させる。②根皮:秋に根を掘り取って水洗いし皮をはいで乾燥。③葉:春~夏に採取しさっとゆでてから乾燥 |
16.植物解説 | 中国原産の落葉低木で、中国、朝鮮半島、日本に分布し、各地の河原や日当たりのよい藪に自生する。つる状に伸びた茎が基部から叢生し、樹高は1~2m程度で、一定範囲で群落を形成する。枝は灰褐色で細長い縦筋があり、小枝が変化した短いとげがところどころに付く。葉は2~3cmの長楕円形で、全縁、無毛で柔らかく、節に数枚ずつ叢生する。花期は夏から秋で、葉腋から小さな淡紫色の5弁花を単生する。秋に2~3cmの卵型の果実が下垂し、熟すと鮮やかな赤色になる。生命力旺盛で日向市のような暖地では冬でも新芽が出る。見つけやすく、栽培も容易であるため、日ごろの健康管理に活用しやすい薬草のひとつである。 |
17.薬効と用法 | ① 疲労回復や滋養強壮に果実をクコ酒にする。生または乾燥した果実200gと氷砂糖200gを1.8Lのホワイトリカーに2~4か月漬け込む。②民間で血圧降下、血糖降下、動脈硬化予防に乾燥した葉をお茶として飲む。③また血糖降下、解熱、去痰に乾燥した根皮10~15gを水600mLの半量まで煎じ3回に分服する。根皮にbetaine、サポニンを含む。葉にはinosine、sugiol、5α-stigmastane-3・6-dioneやアスパラギン酸など20種類のアミノ酸を含む。 |
18.食べ方 | 乾燥した果実は杏仁豆腐など中華料理のトッピングでおなじみ。また、春の若葉をさっとゆでてお浸し、天ぷらに、また、塩もみしたものを刻んで米と炊き込み、クコ飯にして食す。 |
19.参考文献 |
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