008
01.植物名(和名) | ウメ |
---|---|
02.花言葉 | 高潔、忠実、忍耐 |
03.学名 | Prunus mume Siebold et Zucc. |
04.科名 | Rosaceae (バラ科) |
05.和名(漢字) | 梅 |
06.別名 | ムメ |
07.英名 | Japanese apricot |
08.ローマ字名 | Ume |
09.中国名 | 梅 |
10.生薬名 | 烏梅(ウバイ) |
11.花期 | 1月〜3月 |
12.使用部位 | 未熟な果実(核を取り除いたもの) |
13. | 花材、薬用、食 |
14.有用植物・食薬区分表 | 衣・食・住・薬用 |
15.採取と調製 | 未熟果実を採取し、藁を燃やした煙で燻したあと天日で乾燥させる。この燻製の製法が漢方で云う修治に当たり、外面が真っ黒で、こわれやすく、ほぼ2~3センチの球形で荒いしわがあって、強い酸味を有する生薬「烏梅」である。 |
16.植物解説 | 中国原産の落葉小高木で、鑑賞用や食用として日本各地で栽培されており、また、九州では野生化しているものもある。早春、萌芽前に香りのよい白色または淡紅色の花を開く。1節に1~2花がつき、花柄はほとんどない。葉は卵形で鋸歯があり、1㎝ほどの葉柄を持つ。果実はやや球形の核果で、縦に浅い溝があり細かい産毛に覆われている。未熟な果実や種子、葉には青酸配糖体のアミグダリンを含むため生食できないが、熟す過程で、また、梅干しや梅酒に加工することで毒性がなくなり食用可能になる。 |
17.薬効と用法 | 風邪の初期の発熱、咳には烏梅1~2個を水洗いし、水200mL で半量になるまで煎じ熱いうちに飲む。梅干しを黒焼きまたは蒸し焼きにして熱湯を注いで飲んでもいい。他にも酸味による清涼、収斂作用から、解熱、鎮咳、去痰、吐き気・下痢止め、回虫駆除、整腸の効果がある。民間薬である梅肉エキスは下痢に、梅酒は滋養強壮や夏バテに良い。 |
18.食べ方 | 梅干し、梅酒、梅シロップ、蜜煮など。昔ながらの塩分濃度の高い梅干しには優れた殺菌作用があり、おにぎりの具や日の丸弁当に使う習慣はこのためである。梅酒は梅雨明け、6月頃の果実を使うと苦みが抑えられ、美味しく出来るとされる。 |
19.参考文献 |
|